ファンクショナルトレーニングとは
- ファンクショナルトレーニング=“動き”のトレーニングである
- ファンクショナルトレーニングとはテクニックではなく原理原則である
- ファンクショナルな動きは、適切な関節が、適切な可動域内において適切なタイミングと適切な強度で利用されたときに実現する
ファンクショナルトレーニングの5つの原則
その1 Use of Gravity !(重力の利用)
- 生活・スポーツ動作の基本は立位であり、立位から歩く、走る、ジャンプするへと発展していきます。
- 常にカラダは重力(Gravity)という外力を受けていて、潜在意識の中で重力に対して抵抗・調節しています。
- そのため、重力を考慮、利用した運動・トレーニングを行わないといけないのです。
その2 Dissociate & Integrate!(分離と協同)
- 多くの関節を正常可動域内で上手く使えば、最大限に関節機能を発揮。
- 大きな動きに適した関節(Mobility joint)、適していない関節(stability joint)。
- Mobility jointとStability jointの役割を分ける(分離)
- Stability jointがしっかり固定されることで隣りのMobility jointが力を発揮(協同)
分離と協同は機能的な動き作りに重要であり、パフォーマンス向上へつながります。
Mobility jointの可動性低下、Stability jointの安定性低下や両関節の協調性(協同)Coordinationの低下はパフォーマンス低下、ケガ発生を招きます
その3 ③Kinetic Chain(運動連鎖・キネティックチェーン)
キネティックチェーンは運動連鎖のことであり、一つの筋肉で行われてはおらず、多くの筋肉が連動していて起きています。
このことを踏まえると⑴軟部組織系統(筋、筋膜、腱、靭帯)、⑵関節系統含め正常なバイオメカニクス、⑶神経系統、⑷心肺機能や代謝の正常な働きの要素によって構成され、これらが連携することで効率の良い動きが生まれます。
このことを踏まえると⑴軟部組織系統(筋、筋膜、腱、靭帯)、⑵関節系統含め正常なバイオメカニクス、⑶神経系統、⑷心肺機能や代謝の正常な働きの要素によって構成され、これらが連携することで効率の良い動きが生まれます。
その4 3Dimension Movement Patten(3面運動)
スポーツにおける動作は基本的に3面(矢状面、前額面、水平面)で成立しているため、その機能を改善するファンクショナルトレーニングも3面で実施するべきです。
その5 Loading & Unloading(力の吸収と力の発揮)
無意識のうちに実施する動作の前に、その動作と反対方向への動作を先に行うことがあります。例えば、Jumpする際に無意識にしゃがみこむ。これは力の発揮(Unloading)の前に力の吸収(Loading)を行っています。
このように、自分が持っている筋力でより効率的に力を発揮(Unloading)するには、事前に力の吸収(Loading)を行うことが必要であることから、ファンクショナルな動作を達成するためのトレーニングも力の吸収(Loading)に着目してトレーニングを行う必要があります。
このように、自分が持っている筋力でより効率的に力を発揮(Unloading)するには、事前に力の吸収(Loading)を行うことが必要であることから、ファンクショナルな動作を達成するためのトレーニングも力の吸収(Loading)に着目してトレーニングを行う必要があります。
まとめ
「機能的な動きとは」
Stability JointとMobility Jointが各関節で分離して機能し、キネティックチェーンにて協同運動を行います。その動作は、3Dimensionであり、力の発揮(Unloading)の前に必ず力の吸収(Loading)が行われます。
これらの5原則を考慮し、トレーニング内容を検討していきます。
「機能的な動きとは」
Stability JointとMobility Jointが各関節で分離して機能し、キネティックチェーンにて協同運動を行います。その動作は、3Dimensionであり、力の発揮(Unloading)の前に必ず力の吸収(Loading)が行われます。
これらの5原則を考慮し、トレーニング内容を検討していきます。